『DAF11Z』使ってみた。(随時更新)
※実際に購入・取付は2024年の3月頃、本レビューを書いたのもそのころです。
もしかしたら、ファーム更新等で変更が出ている個所があるかも、、、しれません。
普段のアシに使ってるN-BOXのヘッドユニットを『carrozzeria FH-7400DVD』から『Alpine DAF11z』へと更新した。
というのも、これまでのヘッドユニットでAV機能的には何の不満もなかったのだが、
なんだかんだで遠出に使うこともあり、ナビ代わりにAndroid Auto/Apple Carplayを使いたくなったのがでかい。
そこで、機種選定の結果、機能、画面サイズなどなどを考慮してALPINEのDAF11Zに決定。

◇メリット
・圧倒的な画面サイズ!でかいしきれい!
・拡張性の高さ。USBポート2系統のほか、AV入出力も豊富。
・ワイヤレスCarPlayがタイヘンに便利。
◆デメリット
・本体10万円弱は、まぁ少し高いかな…。
・取付は一筋縄じゃいかないかも?
⇒(そもそも対応外車種なのでソレは承知の上)
・公式/ユーザーとも、ドキュメント量の少なさ
といったところで、本稿ではこの「ドキュメント量の少なさ」を埋めるために、気が付いたところ、なんとかしたところ、なんともならんところ(表に出ていない仕様)を書いていきます。
■気になるポイント■
◎ステアリングリモコンの接続
※本機への入替まで、ホンダ・JF1にてcarrozzeria FH-7400DVDを使用し、パイオニア系ユニット用のノーブランド3端子⇒3.5mm変換アダプタを使用していた。
この状況から本機に標準で付いてくるステアリングリモコン接続端子の3.5mmピンジャックにそのまま刺しても使用できない。
別売アクセサリーの「ステアリングリモコン接続コード KTX-G501R」を使用すること!
取説の適合等には載っていないが、これで問題なく動作する。不親切やろ。
◎HDMIポート(IN)
CECは恐らく非対応(選曲やスキップ・リワインド、ソースボリューム等)。
HDMIソース選択中のステアリングリモコン左右入力に対しては、エラービープが鳴る。
(プレーヤー側の音量上下やソース変更は通常通り可能)
当方は地デジチューナー(KAIHOU KH-FDT44A)をHDMIにて接続。
ソース側の出力は480p固定。720p・1080pだと音声や映像に不具合が出る。
⇒接続当初、ソース側が1080p固定になっていたようで、音声しか出ずに結構焦った。
⇒プレーヤー側の仕様上限である720pにすると、映像がおかしくなる。
また、ソース側機器由来の可能性が高いが、映像に対して音声が数フレーム遅い気がする。
現在の接続構成は、プレーヤーとソース間にHDMIセレクター(ELECOM・DH-SW4KB31BK/E)を入れている。
セレクターへの電源供給は、HDMIソース(地デジチューナー)からのもので足りているようで、USB-Cはつないでいない。
・ソース1:地デジチューナー(KAIHOU KH-FDT44A)
・ソース2:USB-C⇒HDMIアダプター(スマホ・ipad接続用)
・ソース3:HDMI延長ケーブル(オス⇔メス)PC・BDプレーヤー等接続用
◎USB記憶媒体
せっかくの大画面なので、たくさんの動画とたくさんの音楽を持ち込みたい!
つまり、なるべき大容量のUSB外部記憶媒体をなるべく安価に揃えたい!
ということで、いろいろ組み合わせをテストした結果が以下。
☆認識したデバイス
・USBメモリ一般
・USB-SATAアダプター
『sata usb 変換ケーブル 3.5/2.5インチ SSD HDD SATA USB変換アダプター SATA3 USB3.0 変換ケーブル 電源アダプター付 Windows10/Mac OS 高速伝送 最大6TB UASP対応』(Amazonリンク)
⇒SATA-SSD接続時はACアダプタ不要・SATA-HDD接続時はACアダプタ必要
当方検証時、ACアダプタによる電力供給を行えばWD Blue 6TB(WD60EZAZ)も認識・再生可能だった。
通常時は、1TBのSATA-SSDをバスパワーにて接続している。
☆認識しないデバイス
・USB-SSD
少なくとも、Buffalo SSD-PUT1.0U3-B/Nは認識しない。
⇒おそらく、本機側がUASPモード未対応?@たまにUSAPって書いてる人がいるけど、『うさぴー』じゃないからな!!
⇒⇒同様のスティック型USB-SSDは基本的に怪しい気がする。
(2025.7.15追記)
⇒もしUASPモードが原因だとすると、このツールで設定変更すれば動いたりする?
⇒⇒こんど試してみる
・USB-SATA変換ケース
少なくとも、玄人志向 GW2.5CR-U3は認識しない。
⇒以前使用していたディスプレイオーディオ(carrozzeria FH-7400DVD)では問題なく使用できていた。
☆同一USBデバイスの同時接続・使用
全く同一のデバイスをUSB-1・USB-2両方へ接続・認識させることはできない?
⇒上記認識可能なUSB-SATAアダプタ+SSDを2組用意し、それぞれUSB-1・USB-2へ接続すると後から接続したものは認識されない。
⇒また、その状態からどちらか片方のコネクタを抜くと、両方とも接続解除される。その際、認識状態は関係ない。
(仮に、USB-1は認識されている・USB-2は認識されていない状態から、USB-2のポートからデバイスを抜き取ると、USB-1の接続も解除される)
☆内部的におそらくVID+PID単位での管理になっており、S/Nを読んでいないのではないか?
⇒そのうち確認して更新する。
◎動画ファイルの再生
・某『蒼い円盤』由来のm2ts
※なんとかして、某『蒼い円盤』から数十GB程度のファイルを持ち出した夢を見た※
拡張子がそのままではリストに浮いてこない。(メーカーの対応リストにも勿論.m2tsは描かれて無い)
手元のテストデータにて、拡張子をmp4に変更すると認識され、映像は再生されるが音声が出力されなかった。
(対応にはLPCMも入ってるんだが、、、)
⇒マルチトラック音声に未対応と思われる。操作画面にも選択項目がないし。
⇒VLCplayerでmp4へ変換したが今度は音しか出ない。
⇒ffmpeg+smartffmpegを使用しA/Vともにパススルーにてmkvへ変換すると映像・音声ともに再生可能。
⇒⇒再生中に音が一瞬飛ぶことがある。
⇒⇒⇒解像度(1080p)orビットレート(4GB程度/時間)由来の本機側デコード処理能力の問題か?
(巻き戻して再度確認すると正常なので、ソースのエンコード由来ではなさそう。)
・ytdlpにて某『赤い三角形』とかからsaveしたmp4
1080pやそれ以下の解像度のbvbaなら、基本的にはそのままポンで再生OK!
(ytdlpの呪文的には「-f 137+140 –merge-output-format mp4 %1」だったり「-f “bv[ext=mp4]+ba[ext=m4a]” –merge-output-format mp4 %1」だったり。
4kとか60fpsとかは試していないので不明。
⇒そのうち試して更新する。
◎オーディオファイル再生画面
Web上の資料から、フォルダ8階層、ファイル数10,000ファイルまでOKとあるが、
4,800ファイル以上入っているUSB記憶媒体を接続すると、再生中のファイル数表示が1/4,096となる。
4,097ファイル目(?)から先が実際に再生できないのか/認識されていないのかどうかは不明。
そもそも、何をして何ファイル目とカウントしているのかも不明。
⇒そのうち検証する